校正刷かうせいずり)” の例文
それはね、これの校了かうれう校正刷かうせいずりんでゐて誤植ごしよくひと發見はつけんしてなほしていたことだ。もつともその手柄てがらと、こんなことを卷頭くわんとういてきみうつくしいほんをきたなくするつみとでは、差引さしひきにならないかもれない。
「三つの宝」序に代へて (旧字旧仮名) / 佐藤春夫(著)