“栗生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くりう66.7%
くりふ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
栗生くりう峠はなかなか難所だが馬で越すことが出来るそうだ。どうだ、一つ峠の凸凹道を馬上うまで越そうではないか」といい出したのは未醒みせい画伯。随分乱暴な話だ。
老臣中の筆頭である筑摩将監しょうげん春久に一萬数千の大兵を授けて、浅沼、栗生くりう椎原しいばらの三郡に群がる一揆いっき共を蹴散らしつゝ、三方から彼等の根拠地を攻めにかゝった。
それは余の学校の保証人栗生くりふ氏は古白君の姻戚で、古白君は帰郷の往還ゆきかえりによくその家に立寄ったからであった。ある時は古白君と連立って帰郷し、帰路大阪へ立寄って文楽ぶんらくを一緒に聞いた事もあった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)