“栗山桶”の読み方と例文
読み方割合
くりやまおけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
如月きさらぎは名ばかりで霜柱は心まで氷らせるように土をもちあげ、軒端のきばに釣った栗山桶くりやまおけからは冷たそうな氷柱つららがさがっている。がけ篠笹しのざさにからむ草の赤い実をあさりながら小禽ことりさえずっている。
豊竹呂昇 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
中で把手附とってつきの「栗山桶くりやまおけ」は特に名を得ました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
えん栗山桶くりやまおけがおいてあって、御簾みすのかかっているうちの話に移っていった。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)