柴山しばやま)” の例文
「行って見ようや」とぼくは村川をさそい、KOの二番の柴山しばやま補欠サブの河堀とも一緒いっしょになって、デッキを降り、食堂に入って行きますと、映画は始まっていて
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
あまはら富士ふじ柴山しばやまくれときゆつりなばはずかもあらむ 〔巻十四・三三五五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
蘭軒と同じく墓を訪うた柴山しばやまは、嘗て蘭軒の集に見え、又狩谷棭斎の元応音義げんおうおんぎの跋に見えてゐる柴担人さいたんじんではなからうか。蘭軒は又柴山謙斎と云ふものの家に往つて詩を賦したことがある。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
をち柴山しばやまかけて飛ぶ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
「此比霞亭一週忌柴山しばやまなど墓参被成下候由、宜御礼御申可被下候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)