よわ)” の例文
そのまんまるさは次第に大きくはなったが、しかし輪廓をぼやけさせてゆがんで、それを持ちこらえられなくなって、いきなり飛びついて悲しげに甲斐絹のようなよわい長い声ですすり泣いた。
みずうみ (新字新仮名) / 室生犀星(著)