柄巻つかまき)” の例文
旧字:柄卷
「あの路地のかどの酒屋、二軒目の渋紙屋しぶかみや、その並びの烏帽子折えぼしおり塗師屋ぬしや柄巻つかまき職人など住んでいた一と長屋が、一夜のうちに皆、空家になりましてな」
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
長いもの、短いもの、黒、白、朱、螺鈿らでん、いろいろなさやと、柄巻つかまきつば——二百四五十本もあるであろうか。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)