しょ)” の例文
金剛しょを執って、瞑目しつつ、無我無心——自ら、日輪中に、結跏趺坐して、円光を放ち、十方の諸仏、悉く白色となって、身中に入る、という境地で入りかけた。
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
器を以て養うに朱砂を以てすれば体ことごとく赤し、食うところ七斤に満ちて、始めくこと万しょにして女の支体に点ずれば、終年滅せず、ただ房室の事あればすなわち滅す(宮女を守る)。