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東風
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とうふう
ふりがな文庫
“
東風
(
とうふう
)” の例文
一四三
頼朝
(
よりとも
)
東風
(
とうふう
)
に
競
(
きそ
)
ひおこり、
一四四
義仲
(
よしなか
)
北雪
(
ほくせつ
)
をはらうて出づるに及び、平氏の一門ことごとく西の海に
漂
(
ただよ
)
ひ、
遂
(
つひ
)
に讃岐の海志戸
一四五
八嶋にいたりて
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
例の
東風
(
とうふう
)
から参堂の上是非文芸上の御高話を伺いたいから御在宿を願うと云う
先
(
さ
)
き
触
(
ぶ
)
れがあったので、朝から心待ちに待っていると先生なかなか来ないやね。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
天王ヂュウスの黒雲の中より飛べる
東風
(
とうふう
)
と
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
それではまず
東風
(
とうふう
)
に
逢
(
あ
)
って約束通り話しをして、それから出直そうと云う気になってついにうちへ帰ったのさ
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
天地はこの有望の青年に対して
悠久
(
ゆうきゅう
)
であった。春は九十日の
東風
(
とうふう
)
を限りなく得意の
額
(
ひたい
)
に吹くように思われた。小野さんは
優
(
やさ
)
しい、物に
逆
(
さから
)
わぬ、気の長い男であった。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
撓り
按排
(
あんばい
)
が実に美的である。首がかかってふわふわするところを想像して見ると嬉しくてたまらん。是非やる事にしようと思ったが、もし
東風
(
とうふう
)
が来て待っていると気の毒だと考え出した。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“東風”の意味
《名詞》
東 風(とうふう、ひがしかぜ、あゆ、こち、こちかぜ)
東からの風。
(とうふう)中国において、春になると、東から吹いてくる風。春の到来を象徴する。春風。
(出典:Wiktionary)
東
常用漢字
小2
部首:⽊
8画
風
常用漢字
小2
部首:⾵
9画
“東風”で始まる語句
東風子
東風愁寂幾回開
東風俗
東風戦