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来国俊
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らいくにとし
ふりがな文庫
“
来国俊
(
らいくにとし
)” の例文
旧字:
來國俊
地声を現した新九郎は、大音声と共に竹の子笠を
刎
(
は
)
ね
捨
(
す
)
てて、
来国俊
(
らいくにとし
)
の
鯉口
(
こいぐち
)
を前落しに引っ掴み、ジリジリと玄蕃の前に詰め寄った。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「拝領の品とみえて、
目貫
(
めぬき
)
に
花葵
(
はなあおい
)
の紋がある、中身は
来国俊
(
らいくにとし
)
だから、かれらのあいだでは相当ひろく知られている品だと思う」
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは
来国俊
(
らいくにとし
)
と称する二尺八寸の大業物、無銘であったが、二つ胴も試したという、見るからに物凄い代物でした。
銭形平次捕物控:246 万両分限
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
差料
(
さしりょう
)
は
長谷部則長
(
はせべのりなが
)
の刀に
来国俊
(
らいくにとし
)
の
脇差
(
わきざ
)
しであった。喜三郎も羽織は着なかったが、
肌
(
はだ
)
には着込みを
纏
(
まと
)
っていた。
或敵打の話
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それいつか、妾の愛刀をお身様に渡し、新九郎様の
来国俊
(
らいくにとし
)
を妾が預って置いた。あれも、疾くに
研師
(
とぎし
)
から手入れができて届いておりますわいの。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
新九郎は、大円房覚明を斬って、まだ生々しい
血脂
(
ちあぶら
)
の曇っている
来国俊
(
らいくにとし
)
をスラリと抜き、揉み紙で
一
(
ひと
)
しごきして、燈下に刃こぼれを
検
(
あらた
)
めている——
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“来国俊(来派)”の解説
来派(らいは)は、日本刀の刀工の流派の一つで五箇伝のうち山城伝に属する。鎌倉時代中期から南北朝時代にかけて山城国(京都府)で活動した。主な刀工に国行、国俊(二字国俊)、来国俊、来国光、来国次らがいる。
(出典:Wikipedia)
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
国
常用漢字
小2
部首:⼞
8画
俊
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
“来国”で始まる語句
来国光