“杢太郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もくたらう50.0%
もくたろう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かう云ふわたしは北原白秋氏や木下杢太郎もくたらう氏のいた種をせつせと拾つてゐたからすに過ぎない。それから又何年か前にはクリスト教の為に殉じたクリスト教徒たちに或興味を感じてゐた。
西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ではそれは何かと言へば、北原白秋氏の散文である。僕等の散文に近代的な色彩や匂を与へたものは詩集「思ひ出」の序文だつた。かう云ふ点では北原氏の外に木下杢太郎もくたらう氏の散文を数へても善い。
松居松葉、笹川臨風、小山内薫おさないかおる、水野葉舟、木下杢太郎もくたろう与謝野よさの寛、倉田百三、ちょっと思い出しきれない程である。
北原白秋氏、長田秀雄氏、木下杢太郎もくたろう氏などとさかんに往来してかなり烈しい所謂耽溺たんでき生活に陥つてゐた。
智恵子抄 (新字旧仮名) / 高村光太郎(著)