“朱電”の読み方と例文
読み方割合
しゅでん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鼓膜こまくをつきぬかれて、あッ、と思った一同の眼先へ、一条の朱電しゅでん! ピカッと見えた火の柱。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たちまち鳴りはためいたいかずちが、かれの耳もとをつんざいた一せつな、下界げかいにあっては、ほとんどそうぞうもつかないような朱電しゅでんが、ピカッピカッと、まつげのさきを交錯こうさくしたかと思うまもあらばこそ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
とばかり朱電しゅでんやりをくり出して、まつげをくばかりな槍影閃々そうえいせんせん
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)