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朱雀門
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すざくもん
ふりがな文庫
“
朱雀門
(
すざくもん
)” の例文
「いつものとおり、男が二十三人。それにわたしと娘だけさ。
阿濃
(
あこぎ
)
は、あのからだだから、
朱雀門
(
すざくもん
)
に待っていて、もらう事にしようよ。」
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それで、盗品の
櫃
(
ひつ
)
のなるべく軽いものを一つ背負って、強盗について行った。すると、
朱雀門
(
すざくもん
)
の
傍
(
そば
)
まで行くと、そこで盗品をわけ合って、この男にも
麻袋
(
あさぶくろ
)
一枚
呉
(
く
)
れた。
女強盗
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
あるいはまた、夜な夜な、往来の人をおびやかす
朱雀門
(
すざくもん
)
の
古狐
(
ふるぎつね
)
が、
瓦
(
かわら
)
の上、草の間に、ともすともなくともすという、鬼火のたぐいであるかもしれない。
偸盗
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
すると何日か後の夕ぐれ、男はむら
雨
(
さめ
)
を避ける為に、
朱雀門
(
すざくもん
)
の前にある、西の
曲殿
(
きよくでん
)
の軒下に立つた。其処にはまだ男の外にも、物乞ひらしい法師が一人、やはり雨止みを待ちわびてゐた。
六の宮の姫君
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“朱雀門”の解説
朱雀門(すざくもん)は、古代、平城京や平安京といった条坊都市の宮城(大内裏)において南面する正門。大内裏の外郭十二門のうち最も重要な門であった。「しゅじゃくもん」ともいう。
(出典:Wikipedia)
朱
常用漢字
中学
部首:⽊
6画
雀
漢検準1級
部首:⾫
11画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“朱雀”で始まる語句
朱雀
朱雀大路
朱雀野
朱雀院
朱雀玄武旗
朱雀綾小路