“本覚如来”の読み方と例文
読み方割合
ほんがくにょらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
生死即涅槃しょうじそくねはんと云い、煩悩即菩提ぼんのうそくぼだいと云うは、悉くおのが身の仏性ぶっしょうを観ずると云うこころじゃ。己が肉身は、三身即一の本覚如来ほんがくにょらい、煩悩業苦ごうくの三道は、法身般若外脱ほっしんはんにゃげだつの三徳、娑婆しゃば世界は常寂光土じょうじゃつこうどにひとしい。
道祖問答 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)