“木八(きはち)” の例文
杉山は河内国(かはちのくに)衣摺村(きぬすりむら)の庄屋で、何か仔細(しさい)があつて所払(ところばらひ)になつたものださうである。手近な用を達(た)すのは、格之助の若党大和国(やまとのくに)曾我村生(そがむらうまれ)の曾我岩蔵(いはざう)、中間(ちゆうげん)木八(きはち)、吉助(きちすけ)である。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
次に略(ほゞ)格之助と同じ支度の平八郎が、黒羅紗(くろらしや)の羽織、野袴(のばかま)で行く。茨田(いばらた)と杉山とが鑓(やり)を持つて左右に随ふ。若党(わかたう)曾我(そが)と中間(ちゆうげん)木八(きはち)、吉助(きちすけ)とが背後(うしろ)に附き添ふ。次に相図(あひづ)の太鼓が行く。
大塩平八郎 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)