朝食ちょうしょく)” の例文
浜口 みなで朝食ちょうしょくをするのはひさしぶりだから、ちょっとハメをはずした……幸福というものも、ひとを酔わせる作用があるらしいな。
喪服 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
あれっきりきゃく部屋へやにはよりつく人もない。おかみさんは朝食ちょうしょくをもってゆかなかった。きっと客は、はらをすかせてよわりきっているのだろう。
けがた、台所だいどころのほうで朝食ちょうしょくのしたくのはじまるおとをきくと、もう一どねむり、朝食ちょうしょくができあがるころにおきて、すぐあさぶろにいき、かえって朝食ちょうしょくをすますと、またほんをよむといったありさまでした。
「いいか、朝食ちょうしょくを二人まえ用意よういして、ここまでもってきなさい。そしてわしがぶまで、二かいへかってにくることはならんよ。わかったな」
書斎しょさい朝食ちょうしょくのよういをさせてあるよ」