“有気”の読み方と例文
読み方割合
ありげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
『然う?』と言つて、静子は思ひ有気ありげな眼付をした。無論、智恵子が買つて呉れたものと心に察したので。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
夜鴉よがらす羽搏はばたきを聞かぬうちに、花多き国に行く気はないか」とシワルドは意味有気ありげに問う。
幻影の盾 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「年頃のお嬢様のような『』もなくって……」と老婢は時々意味有気ありげに云った。
高原の太陽 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)