“有楽町”の読み方と例文
読み方割合
ゆうらくちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けさ上野うえの駅について、浅草あさくさ有楽町ゆうらくちょうで、映画を二つ見た。映画館の群衆は、自分とはまったくちがった別世界の生きものであった。
女妖:01 前篇 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
麹町こうじまち有楽町ゆうらくちょうの保険協会の地下室の楽堂で、大正九年に開催したのがはじめで、震災の年まで三回つづいた。私は文壇の人におもにおいでを願った。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
保は三月三日に静岡から入京して、麹町有楽町ゆうらくちょう二丁目二番地たけ寄寓きぐうした。静岡を去るに臨んで、渋江塾を閉じ、英学校、英華えいか学校、文武館三校の教職を辞した。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)