“ゆうらくちょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
有楽町100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼女は喜んで日々弁当持参べんとうじさんで高樹町から有楽町ゆうらくちょうのミシン教場きょうじょうへ通ったが、教場があまり騒々そうぞうしくて頭がのぼせるし、加上そのうえミシンだいの数が少ないので、生徒間に競争がはげしく
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
数寄屋橋見附すきやばしみつけをはいって有楽町ゆうらくちょうを通り抜けて来ると、ここらが丁度休み場所である。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
まだ日が高いからというので、有楽町ゆうらくちょうに廻って、シネマスコープを見たが、その道でも、映画館の中でも、尾行者らしい者は、どこにもいなかった。
月と手袋 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)