最奥さいおく)” の例文
誰が何時来ておがむのか。西行さいぎょうならばたしかに歌よむであろ。歌も句もなく原を過ぎて、がけの下、小さなながれ沿うてまた一つ小屋がある。これが斗満最奥さいおく人家じんかで、駅逓えきていから此処ここまで二里。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)