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曾呂利
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そろり
ふりがな文庫
“
曾呂利
(
そろり
)” の例文
太閤様を笑わせ、千利休を泣かせるのは
曾呂利
(
そろり
)
新左衛門に任す。白刃上に
独楽
(
こま
)
を舞わせ、扇の
要
(
かなめ
)
に噴水を立てるのは
天一天勝
(
てんいちてんかつ
)
に委す。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
これなどはほんの思い付きに、田舎の
曾呂利
(
そろり
)
がいい始めたものかと思うと、それさえも突発ではなかった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
宗祐ではおわかりになるまいが、本名を杉本新左衛門といい、彼の塗る
鞘
(
さや
)
をそろり
鞘
(
ざや
)
などと申すところから、
曾呂利
(
そろり
)
新左衛門というほうがよく世間に聞えておるようです
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
『
曾呂利
(
そろり
)
物語』四には伊予の
出石
(
いずし
)
の山寺で足利の僧が妖怪を鎮めたとし、主怪をえんひょう坊、客怪をこんかのこねん、けんやのばとう、そんけいが三足、ごんざんのきゅうぼくとす。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
「
曾呂利
(
そろり
)
どのか。おぬしは、田舎へ逃げもせず、まだ家に残ってござったのか」
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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ぼくにも「太閤記」の作があるが、こんど書くなら反對に「太閤記」の全然裏側をいつて
曾呂利
(
そろり
)
新左衞門を書いてみたい。尾崎士郎氏がたしか曾呂利を書いたと思ふが、べつな見方から書きたい。
折々の記
(旧字旧仮名)
/
吉川英治
(著)
「いやいや堺の
塗師
(
ぬし
)
で、杉本新左衛門という
剽気
(
ひょうげ
)
た男でおざる。刀の塗り
鞘
(
ざや
)
をよう致すので、人呼んで、そろり
鞘
(
ざや
)
といい、いつか、それが姓のようになって、
曾呂利
(
そろり
)
新左衛門と、みなが申しおる」
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
座に、居あわせた、
曾呂利
(
そろり
)
新左が、錠口からの取次を、
囁
(
ささや
)
いた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
塗師
(
ぬし
)
の
曾呂利
(
そろり
)
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
曾
部首:⽈
12画
呂
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“曾呂利”で始まる語句
曾呂利本馬
曾呂利新左衛門
曾呂利咄
曾呂利青年