よあけ)” の例文
旧字:
それはもうよあけであった。歩いているうちに女はもしかすると棄てた児に心をかれて探しに往ったのではあるまいかと思いだした。廷章は村はずれの児を棄てた場処へ足を向けた。
竇氏 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)