とも)” の例文
隣のともちやんが、それどこぢやないといふ様に心配して、これをみろ、これをみろ——とばかりに私の腕をつゝついて、自分のノートを差出してくれた。
カイダイ (新字旧仮名) / 平山千代子(著)
袂へ手を入れると京都の停車場で岩城さんとともさんに貰つた敷島がめいつたふうをして三四本出て来た。
日記のうち (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
あまりさゝやくので智ちやんのノートをみたが、何年とか、なんとか、かんとかと極くおぼえ書程度の簡単なもので、何と云つていゝかわからぬ。困つた顔をしてゐたが、ともちやんは親切に
カイダイ (新字旧仮名) / 平山千代子(著)