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晩稻
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おくて
ふりがな文庫
“
晩稻
(
おくて
)” の例文
新字:
晩稲
その頃お京は十七、よく脂が乘つて、もう娘になりきつて居たのに、お萩の方は年弱の
晩稻
(
おくて
)
で、まだお手玉の方が嬉しい小娘だつたのです。
銭形平次捕物控:218 心中崩れ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
根岸田甫に
晩稻
(
おくて
)
かりほす頃、あのあたりに森江しづと呼ぶ女あるじの家を、うさんらしき乞食小僧の目にかけつゝ、怪しげなる素振あるよし、婢女ども氣味わるがりて咡き合ひしが
琴の音
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
裏の
欅山
(
けやきやま
)
もすつかり黄葉して秋もいよ/\更けましたが、ものの哀れは
一入
(
ひとしほ
)
吾が家にのみあつまつてゐるやうに感じられます。
早稻
(
わせ
)
はとつくに刈られて今頃は
晩稻
(
おくて
)
の收穫時で
田圃
(
たんぼ
)
は賑つてゐます。
業苦
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
晩
常用漢字
小6
部首:⽇
12画
稻
部首:⽲
15画
“晩”で始まる語句
晩
晩餐
晩方
晩酌
晩食
晩飯
晩秋
晩春
晩餐会
晩稲