明朝みょうあさ)” の例文
(まあ、……そうでございますか。——おばあさんにお土産は、明朝みょうあさ、こちらから。……前に悪い川があります、河太郎かわおそが出ますから気をつけてね。)
助「はい、承知いたしました……そんなら明朝みょうあさ板をよこすことに致しましょう……えゝ是は少のうございますが、御注文を申した印までに上げて置きます」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「まだ婆やの申す事をうたぐっていらっしゃる。何でもよろしゅう御座いますから明朝みょうあさ四谷へ行って御覧遊ばせ、きっと何か御座いますよ、婆やが受合いますから」
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「実は少々おねがい申したいことがあって出ましたのでございますが、お出さきのお邪魔をいたしては悪うございますから、夜分か明朝みょうあさまた出直して伺うことに致しましょうかと存じます」
半七捕物帳:13 弁天娘 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「そうですなア向島むこうじまが一番ひどいそうです。綾瀬川あやせがわの土手がきれたというんですからたまりませんや。今夜はまた少し増して来ましょう。明朝みょうあさの引き潮にゃいよいよ水もほんとに引き始めるでしょう」
水籠 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
……ですから、せっかくいらして下さいましたけれど……今夜は水の尾へお泊りになって……明朝みょうあさもう一度訪ねていただけません? そうすれば……わたくしたち途中までお迎えに上がりますから……
墓が呼んでいる (新字新仮名) / 橘外男(著)
私もい加減に致して、七日でも済んだら心に従うと云い延べて置きましたが、今晩が丁度七日の逮夜で、明朝みょうあさ早く此の宿やどを立とうと存じますから、屹度きっと今晩まいって兎や角申し
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)