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昂
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かう
ふりがな文庫
“
昂
(
かう
)” の例文
「それが
昂
(
かう
)
じて、誰も留め手のないところで、自分の美しい裸體を、存分に見てもらひたかつたのだらう。——わけても庵崎數馬に見せたかつた」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
その
飛沫
(
とばちり
)
が秋子に向けられる。秋子はオド/\して、鷹雄の
時偶
(
ときたま
)
話しかける言葉にも返事がしつくりと行かぬやうになる。するとヂリ/\と不機嫌が更に
昂
(
かう
)
じるのだ。
愚かな父
(新字旧仮名)
/
犬養健
(著)
それは死にまで
昂
(
かう
)
じたヒステリーの、凄まじくも痛ましい姿でせう。二人は顏を反けて逃げ出す外はなかつたのです。
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先代の玄策先生が亡くなつてからは、血の道が
昂
(
かう
)
じて少し氣が變になり、女房の役が勤まらないからと自分から身を退いて、母親のお市さん、弟の孝吉と三人
銭形平次捕物控:196 三つの死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
人樣に馬鹿にされる
口惜
(
くや
)
しさが
昂
(
かう
)
じて、一生のうちには、石に
噛
(
かじ
)
り付いても檢校の位に上り、今まで片輪者を馬鹿にした人達を、眼下に見てやらうと思ひ立つたのです
銭形平次捕物控:064 九百九十両
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
昂
漢検準1級
部首:⽇
8画
“昂”を含む語句
昂奮
激昂
昂然
昂進
軒昂
昂揚
里昂
昂騰
子昂
高冠昂尾
趙子昂
意気軒昂
昂々
里昂停車場
大昂奮
曹昂
仁藤昂軒
重昂
低昂宛転
劉子昂
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