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早駕
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はやかご
ふりがな文庫
“
早駕
(
はやかご
)” の例文
早駕
(
はやかご
)
三挺ご用意。十分に
酒代
(
さかて
)
をくれ、道中肩つぎなし、なるべくは通し約束、賃銀にかけかまいなく、足ぶし腕ぶしの達者をえらんでおくこと。
鳴門秘帖:06 鳴門の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「何うも
早
(
は
)
や——いや早や、さて早や、おさて早や、早野勘平、
早駕
(
はやかご
)
で、早や差しかかる御城口——」
三人の相馬大作
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
「——ゆうべも、また今朝も、赤穂のほうへ、浅野家の方たちが、
早駕
(
はやかご
)
にのって、次々に急いで行ったとやらで、町の衆が、いろいろ噂をしておりますが」
日本名婦伝:小野寺十内の妻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
往来
(
おうらい
)
をみていると、
宿
(
やど
)
をとれずにかけあっている
田舎武士
(
いなかざむらい
)
や、
酒気
(
しゅき
)
をおびている
町人
(
ちょうにん
)
や、
連
(
つ
)
れをよんでいる
百姓
(
ひゃくしょう
)
や、えッさえッさと
早駕
(
はやかご
)
で、おくればせに
遠地
(
えんち
)
から
馳
(
か
)
けつけてくる
試合
(
しあい
)
の
参加者
(
さんかしゃ
)
。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
駕
漢検準1級
部首:⾺
15画
“早駕”で始まる語句
早駕籠