日当にっとう)” の例文
旧字:日當
植木屋うえきやは、日当にっとうがもらえるし、ゆけば、またなにかめずらしい高山植物こうざんしょくぶつってこようとおもいましたので、ついにゆくことにしました。
大根とダイヤモンドの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
(なおまた我らの信頼するホップ夫人に対する報酬ほうしゅうはかつて夫人が女優たりし時の日当にっとうに従いて支弁したり。)
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「それからね、いくら毎日毎日騒いでもげんが見えないので、大分だいぶみんながいやになって来たんですが、車夫やゴロツキは幾日いくんちでも日当にっとうになる事だから喜んで騒いでいましたとさ」
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「名案だけれど、多少金がかかるぜ。日当にっとうる」
親鳥子鳥 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「いい日当にっとうすから、いってもらいたい。」といいました。
大根とダイヤモンドの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)