日中につちゆう)” の例文
第四 長日ちやうじつあひだは、午後一時ごゞいちじころ半時計はんじばかり晝眠ひるねやしなひたすけとなることあれども、其他そのたけつして日中につちゆう睡臥すゐぐわきんこと
養生心得草 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
日中につちゆうならば斜面しやめん流下りゆうかする鎔岩ようがん水蒸氣すいじようきくので、これによつてそれとづかれるのみである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
さて、或る時のこと——いや、ほんの、まるで今の先きのことのやうに思へるが——ちやうど日の入り頃、祖父は瓜畑へ、日中につちゆう、西瓜の日蔽にかけておく、葉つぱを取りのけに出てゐた。
この日中につちゆうに裸出してゐるのだ
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)