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断続
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だんぞく
ふりがな文庫
“
断続
(
だんぞく
)” の例文
旧字:
斷續
斬られた者のうめき声が、
泥濘
(
でいねい
)
にまみれてそこここに
断続
(
だんぞく
)
する。濡れた刀が飛び違い、きらめき交わして、
宛然
(
えんぜん
)
それは時ならぬ
蛍合戦
(
ほたるがっせん
)
の観があった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
時間が
晩
(
おく
)
れて、
浦幌
(
うらほろ
)
で太平洋の波の音を聞いた時は、最早
車室
(
しゃしつ
)
の電燈がついた。此処から線路は直角をなして北上し、一路
断続
(
だんぞく
)
海の音を聞きつゝ、九時近くくたびれ切って釧路に着いた。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
苧殻
(
おがら
)
のかわりに麦からで手軽に
迎火
(
むかえび
)
を
焚
(
た
)
いて、それでも盆だけに墓地も
家内
(
やうち
)
も可なり
賑合
(
にぎわ
)
い、緋の
袈裟
(
けさ
)
をかけた坊さんや、仕着せの浴衣単衣で
藪入
(
やぶいり
)
に行く奉公男女の影や、
断続
(
だんぞく
)
して来る物貰いや
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
“断続”の意味
《名詞》
断 続(だんぞく)
切れたり続いたりすること。
(出典:Wiktionary)
断
常用漢字
小5
部首:⽄
11画
続
常用漢字
小4
部首:⽷
13画
“断続”で始まる語句
断続用
断続吹鳴