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敵手
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てきしゅ
ふりがな文庫
“
敵手
(
てきしゅ
)” の例文
また真に、主君を
敬
(
けい
)
する者は、敬する主君が、
敵手
(
てきしゅ
)
にかかって
梟
(
きょう
)
せられるのを、眼で見るに忍べるものではありません。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すると、あのヘリコプターは、戸倉老人のためには
敵手
(
てきしゅ
)
にあたる連中が乗っていたものであろうか。
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
「換言すれば、友人としての附合いは何処までも友人としての附合いで、
敵手
(
てきしゅ
)
としての関係は何処までも敵手としての関係だろう。敵手のところへ競争の駈引を相談に来ても駄目だよ」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
こういって、
小太郎山
(
こたろうざん
)
をすてたのである。いや、
数年
(
すうねん
)
のあいだ、かりに
敵手
(
てきしゅ
)
へあずけて
別
(
わか
)
れ
去
(
さ
)
る心であった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この総決戦を
展
(
ひら
)
く
午
(
ひる
)
まえのうちに、明智方が、天王山の一高地を
敵手
(
てきしゅ
)
に
委
(
ゆだ
)
ね、その山之手支隊の大半を失い、かつまた、松田太郎左衛門、
並河掃部
(
なみかわかもん
)
などのこの手の大将を早く
亡
(
うしな
)
っていたことは
新書太閤記:08 第八分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“敵手”の意味
《名詞》
敵手(てきしゅ)
敵の手の中。
相手。ライバル。
(出典:Wiktionary)
敵
常用漢字
小6
部首:⽁
15画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“敵手”で始まる語句
敵手国