政事せいじ)” の例文
頼みざる段不埓ふらちの至りなるが併し理左衞門天下の政事も大小名の家の政事せいじに二ツは是なく其方は長門守家にては此越前守同樣の役儀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
政の字の広き意味にしたがえば、人民の政事せいじには際限あるべからず。これを放却して誰に託せんと欲するか、思わざるのはなはだしきものというべし。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
助くるが趣意しゆいなりとて王法わうはふ有りての佛法なれば國の政事せいじに口出しはならず又役人と雖も筋道すぢみちなくして人をがいすべきや其九助と云者假令たとへたび人を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
工商の細事にいたるまでも政府より手を出だすの有様なれば、学校の政府に属すべきはむろんにして、すなわち文部・工部にも学校を設立したるゆえんなれども、今や十六年間の政事せいじ
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
つぐのひ給ふ事初り今是過料金くわれうきんといふなり大にえきある御仁政ごじんせい然るに賢君けんくんの御心をしらず忠臣ちうしんの奉行をしらざるともがら此過料金このくわれうきんの御政事せいじなんしていはく人のつみを金銀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)