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擢
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ぬ
ふりがな文庫
“
擢
(
ぬ
)” の例文
躯
(
からだ
)
を
捐
(
す
)
て頂を
糜
(
び
)
し、もって万一に報ずるを思わず、かえって
胸臆
(
きょうおく
)
を
恣
(
ほしいまま
)
にし、
擅
(
ほしいまま
)
に威福を
作
(
な
)
す。死すべきの罪、髪を
擢
(
ぬ
)
きて数えがたし。
続黄梁
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
三十一歳になったとき、又五郎は二百五十石の元高と家格を復活され、勝手方元締りに
擢
(
ぬ
)
かれて、新たに屋敷をもらった。……これは例のまれな出頭だった。
葦
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『クロイツェル・ソナタ』は、風格の高さと、趣味の純粋さにおいて一頭地を
擢
(
ぬ
)
くもので、ある人はこのティボー、コルトーの組合せを以て第一の出来とするだろう。
名曲決定盤
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
、
野村長一
(著)
擢
漢検準1級
部首:⼿
17画
“擢”を含む語句
抜擢
御抜擢
拔擢
擢出
羽子擢
崩擢
擢揮
擢架
擢片
擢用
艫擢