接觸せつしよく)” の例文
新字:接触
かうした接觸せつしよくの中には、私が初めて味はふ一種の晴れやかなよろこびがあつた——趣味と感情と主義の完全な一致が齎らす悦びがあつたのだ。
これを熟視じゆくしされると、兩對岸りようたいがんあひ接觸せつしよくしてゐた模樣もよう想像そう/″\せられるであらうが、さう接續せつぞくしてゐたとかんがへてのみ説明せつめいられる地理學上ちりがくじよう事項じこうが、また其中そのなかふくまれてゐるのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)