トップ
>
振棄
>
ふりす
ふりがな文庫
“
振棄
(
ふりす
)” の例文
時代の進運というものは冷酷極まるもので、自分と一緒に駈けるだけの力のないものをば容赦もなく
振棄
(
ふりす
)
ててずんずん変転してゆく。
我輩の智識吸収法
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
其のうえ斯んな身重に成って、今更何うする事も出来ない身の上に成った者を
振棄
(
ふりす
)
てゝ、許嫁のお
内儀
(
かみ
)
はんを自分の傍へ呼んで置き、私の方へは文一本
遣
(
よこ
)
さずに
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或時は女に
振棄
(
ふりす
)
てられた色男のように愚痴ッぽく
厭味
(
いやみ
)
であったりした。
斎藤緑雨
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
振
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
棄
常用漢字
中学
部首:⽊
13画
“振”で始まる語句
振
振舞
振返
振袖
振向
振顧
振分
振廻
振子
振翳