“振替”の読み方と例文
読み方割合
ふりかへ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕はなんともこたへずに、振替ふりかへの紙を出して見せた。振替の紙には残酷ざんこくにも三円六十銭と書いてあつた。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
最初の原稿料を待つ気もちは売文の経験のない人には、ちよいと想像が出来ないかも知れない。僕も少し誇張すれば、直侍なほざむらひを待つ三千歳みちとせのやうに、振替ふりかへの来る日を待ちくらしたのである。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)