持遊もてあそ)” の例文
鼻汁はなかんだら鼻が黒もうばかりの古臭い書画や、二本指でひねつぶせるような持遊もてあそび物を宝物呼ばわりをして、立派な侍の知行何年振りの価をつけ居る、苦々しい阿房あほうの沙汰じゃ。
雪たたき (新字新仮名) / 幸田露伴(著)