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拔刄
ふりがな文庫
“拔刄”の読み方と例文
読み方
割合
ぬきみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬきみ
(逆引き)
松井小八郎は全く良い男でした、平次と八五郎の思惑がわかると、深くとがめる樣子もなく、カラカラと笑つて、
拔刄
(
ぬきみ
)
を投出すのです。
銭形平次捕物控:261 弱い浪人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
八五郎が持つて來たのは、
紺糸
(
こんいと
)
で
柄卷
(
つかまき
)
をした、手頃の脇差が一と
口
(
ふり
)
。血だらけの
拔刄
(
ぬきみ
)
のまゝで、その血が
膠
(
にかは
)
のやうに
粘
(
ねば
)
り附いてゐるのも無氣味です。
銭形平次捕物控:287 血塗られた祝言
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「小判と見せかけた
錫
(
すゞ
)
の破片の財布。これは曲者のぢやねえ、此方の品だ。外に
拔刄
(
ぬきみ
)
が一本、あまり長くはない。脇差だが、相州物で、なか/\のワザ物らしいよ」
銭形平次捕物控:317 女辻斬
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
拔刄(ぬきみ)の例文をもっと
(3作品)
見る
拔
部首:⼿
8画
刄
部首:⼑
3画
“拔”で始まる語句
拔
拔群
拔刀
拔出
拔目
拔荷
拔身
拔放
拔道
拔足