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拒
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しりぞ
ふりがな文庫
“
拒
(
しりぞ
)” の例文
私の家が派手になったのは太物商のためと、女の姉妹が多く父は至って子煩悩なので、子供の願いを
拒
(
しりぞ
)
けることが出来ないためだった。
光り合ういのち
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
踏みまよい
拒
(
しりぞ
)
けられて、オヤフロの野と交わる尾根のふもとを歩かせられた。ここは、二つの地形の
岐
(
わか
)
れ目にあたる。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
また明治十三年四月十七日、片岡健吉、河野広中両氏の連名にて太政官に執奏を願い出でて
拒
(
しりぞ
)
けられた第二の建議も、国会開設願望書というのであった。
憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず
(新字新仮名)
/
吉野作造
(著)
貴方がたは人間としての日本人をも
拒
(
しりぞ
)
けて下さってはいけない。私の正しい観察によれば、個人として朝鮮の人々に、憎しみの心を持つ人はほとんどないのである。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
我見に違うものはすべて
拒
(
しりぞ
)
け、ただ我見に合うもののみを取ったが、結局仏の真理を理解することはできなかった。自分はこれを見て師に服すべき事を知り、ついに道理を得たのである。
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
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クリストフは、それらの病的な思想を振るい落し、弱った魂をねらってる人魚の危険な徹笑を
拒
(
しりぞ
)
けた。そして立ち上がって、室の中を歩こうとした。しかし立っていることができなかった。
ジャン・クリストフ:07 第五巻 広場の市
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
貴方がたは人間としての日本人をも
拒
(
しりぞ
)
けて下さってはいけない。私の正しい観察によれば、個人として朝鮮の人々に、憎しみの心を持つ人はほとんどないのである。
朝鮮の友に贈る書
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
おお、その時私は貴方がたの中に進み出よう。ここに貴方がたの手を握りたい一人の人間がいると言い出よう。しかし私を見るや、またも偽りの日本人かと言って私を
拒
(
しりぞ
)
けるだろうか。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
おお、その時私は貴方がたの中に進み出よう。ここに貴方がたの手を握りたい一人の人間がいると言い出よう。しかし私を見るや、またも偽りの日本人かと言って私を
拒
(
しりぞ
)
けるだろうか。
朝鮮の友に贈る書
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
拒
常用漢字
中学
部首:⼿
8画
“拒”を含む語句
拒絶
峻拒
拒闘
拒否
差拒
強拒
御拒
抗拒
拒断
拒止
拒絶査定
拒絶論
拒退
拒馬
白招拒