抱守だきもり)” の例文
鳥羽とばというのはお部屋さま付きの老女から、若君の抱守だきもりにあがった人ですけれど、その鳥羽とかいう人と、三沢頼母たのもという人、それから仙台の本丸城代、この人の名は忘れましたわ
国目付は津田平左衛門(幕府使番)柘植つげ兵右衛門(同)という二人。墨印は将軍家綱の花押かおうで、朱印より重いものである。亀千代は抱守だきもりにかかえられて、表広書院おもてひろしょいんで二人に会い、墨印を受取った。
「そのほうさきごろ、亀千代どの抱守だきもりの役を命ぜられたであろう」