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扯
ふりがな文庫
“扯”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ちぎ
33.3%
ひ
33.3%
さか
16.7%
ち
16.7%
▼ 他 1 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちぎ
(逆引き)
楢の葉が一枚、引き
扯
(
ちぎ
)
って捨てた紙片のように、浮いている、自然という無尽蔵は、何物をも、こうして惜しげなく、捨てるのだ、これからの深林もそれだ。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
扯(ちぎ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ひ
(逆引き)
テッフェ河汀で小児が遊び居る所へアナコンダが潜み来て巻き付いて動き得ざらしめその父児の
啼
(
な
)
くを聞きて走り寄り、奮って蛇の頭を執らえ両
齶
(
あご
)
を
扯
(
ひ
)
き裂いたと言う。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
扯(ひ)の例文をもっと
(2作品)
見る
さか
(逆引き)
大霧を
揺
(
ゆ
)
るよと見る間に、
急瀬
(
きふらい
)
上下に乱流する如くなりて、
中霄
(
ちゆうせう
)
に
溢
(
あふ
)
れ、片々
団々
(
だん/\
)
、
扯
(
さか
)
れて飛んで細かく分裂するや、シヤボン球の如き小薄膜となり、球々相
摩擦
(
まさつ
)
して、争ひて下界に下る、三合四合
霧の不二、月の不二
(新字旧仮名)
/
小島烏水
(著)
扯(さか)の例文をもっと
(1作品)
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▼ すべて表示
ち
(逆引き)
蜘蛛
(
くも
)
の糸のように引き
扯
(
ち
)
ぎれて、石の角にへばりついた、肩の尖りを一々登って、ようやく槍の絶頂に突っ立った、槍ヶ岳より穂高へ続く壮大なる岩壁は、石の翼の羽ばたきの
槍ヶ岳第三回登山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
扯(ち)の例文をもっと
(1作品)
見る
扯
部首:⼿
7画
“扯”を含む語句
扯断
扯斷
“扯”のふりがなが多い著者
小島烏水
南方熊楠
ハンス・クリスチャン・アンデルセン