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扯
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ちぎ
ふりがな文庫
“
扯
(
ちぎ
)” の例文
楢の葉が一枚、引き
扯
(
ちぎ
)
って捨てた紙片のように、浮いている、自然という無尽蔵は、何物をも、こうして惜しげなく、捨てるのだ、これからの深林もそれだ。
白峰山脈縦断記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
曇り日に映って、東の方へと折れて、連山の頭へ古い綿を、ポツリポツリと
扯
(
ちぎ
)
っては投げ出すように、風に吹き飛ばされている、乗鞍岳が濃い
藍靛
(
らんてん
)
色に染まって、沈まり返って
槍ヶ岳第三回登山
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
扯
部首:⼿
7画
“扯”を含む語句
扯断
扯斷