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打着
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ぶッつ
ふりがな文庫
“
打着
(
ぶッつ
)” の例文
何の事はない、今夜のこの寂しい新地へ、風を持って来て、
打着
(
ぶッつ
)
けたと思えば可い。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
若い衆は
舳
(
へさき
)
に待ってて、声が切れると、
栄螺
(
さざえ
)
の殻をぴしぴしと
打着
(
ぶッつ
)
けますの。汐風が濡れて吹く、夏の夜でも寒いもの。……私のそれは、師走から、寒の
中
(
うち
)
で、八百
八島
(
やしま
)
あると言う、どの島も皆白い。
歌行灯
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
切符の表に、有るべき理由の無い一字が、もし有ったら、いつも控え控え
断念
(
あきら
)
めて
引退
(
ひきさが
)
る、その心がきっと届くぞ!……想が叶う。打明けて言えば清葉が言う事を
肯
(
き
)
いてくれる。思切って
打着
(
ぶッつ
)
かろう。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
着
常用漢字
小3
部首:⽬
12画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀