打潰うちつぶ)” の例文
母が一疋いっぴき取て台石だいいしの上に置くと私はコツリと打潰うちつぶすと云う役目で、五十も百もずその時に取れるけ取て仕舞しまい、ソレカラ母も私も着物を払うてぬかで手を洗うて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
将曹は、斉彬の寛量に、打潰うちつぶされた心を、取戻そうとして、じっと、考えていた。そして
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)