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打伏
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うつぶし
ふりがな文庫
“
打伏
(
うつぶし
)” の例文
それは、その翌日、殆ど全村を焼き尽したその
灰燼
(
くわいじん
)
の中に
半
(
なかば
)
焼けた
少女
(
をとめ
)
の死屍を発見した事で、少女は顔を手に当てたまゝ
打伏
(
うつぶし
)
に為つて焼け死んで居た。
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
「だつて、仕様が無いんですもの。」とお節は
打伏
(
うつぶし
)
のまゝ苦しさうに答へた。
出発
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
女の顔は
打伏
(
うつぶし
)
になつて、髪が長く乱れてゐるのにひきかへて、男は鬚のある顔を上に、胸がはたけて、白地の浴衣がぴたりとぬれてくつついてゐるのを袖子は見た。
磯清水
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀