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打份
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いでたち
ふりがな文庫
“
打份
(
いでたち
)” の例文
わずかに店の余地で
縞
(
しま
)
の綿服に
襷
(
たすき
)
がけのボオイが
曹達水
(
ソーダすい
)
の給仕をしており、手狭な風月の二階では、同じ
打份
(
いでたち
)
の男給仕が、フランス風の料理を食いに来る会社員たちにサアビスしていた。
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
松島はすらりとした
痩
(
や
)
せ形で、上等の上布
絣
(
がすり
)
に
錦紗
(
きんしゃ
)
の
兵児帯
(
へこおび
)
をしめ、本パナマの深い帽子で
禿
(
はげ
)
を隠し、白
足袋
(
たび
)
に
雪踏穿
(
せったば
)
きという
打份
(
いでたち
)
で、小菊や品子を堅気らしく作らせ、
物聴山
(
ものききやま
)
とか水沢の観音とか
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
打
常用漢字
小3
部首:⼿
5画
份
部首:⼈
6画
“打”で始まる語句
打
打擲
打棄
打捨
打殺
打倒
打明
打付
打笑
打毀