“手組”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てぐみ50.0%
てあみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
むろんそれは、手組てぐみいかだにのってほりをこえ、たちのそうどうにじょうじて、ここへ潜入せんにゅうしてきた、木隠龍太郎こがくれりゅうたろう巽小文治たつみこぶんじのふたりである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手組てぐみいかだらしい——ヤ、そして、あのやなぎの木のからむこうのどてへ、一本のつながわたしてあるぞ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
われは兜兒かくしの中に猶盾銀たてぎん二つありしを記したり。而るに我手に觸れたるは、重みある財布なりき。き出して見れば、手組てあみの女ものなるが、その色は曾てアヌンチヤタが媼の手にありしものに似たり。