“手枷”の読み方と例文
読み方割合
てかせ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手枷てかせ足枷をして、面前にひき出し、「汝の違言に依って、北条家はほろんだではないか。主家を亡して快きか」と、ののしった。
真田幸村 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
この際、彼の取るべき方法は、妻のお民と共に継母をなだめて、目に見えない手枷てかせ足枷あしかせから娘を救い出すのほかはなかった。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つまりここでは生活を雁字搦がんじがらめにして、手枷てかせ、足枷、首枷をはめたうえ天床てんじょうつるし上げたというかたちらしい。