“戸頭”の読み方と例文
読み方割合
とがしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
下総の国安孫子から南東一里ばかりの利根川に沿った布施ふせは、その対岸が常陸の国戸頭とがしらである、その渡しを七里の渡しと称えている。
一本刀土俵入 二幕五場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
富「ヘエ、水街道から戸頭とがしらまで、早朝から出まして一寸帰りに水街道の麹屋へ寄りましたら能く来たというので、の麹屋の亭主が一杯というので有物ありもので馳走になりましておおきに遅くなりました」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
村の者もねえみんな御恩になったゞから渡口わたしぐちまで送りえといってますが、あなたそういうから年い取った者ア来ないでえといって置きましたが、わしだけは戸頭とがしらまで送りえと思って支度ウしました
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)