戯言たはむれごと)” の例文
旧字:戲言
小麦の粉のうすものをかけたといふ㕝なりと戯言たはむれごと云れければ、利助も洒落しやれたる男ゆゑ、天竺浪人のぶらつきゆゑ天ふらはおもしろしと大によろこび
うかれ男 何でそれがしがいふことが戯言たはむれごとであらうぞや。戯れごととはお許等もとらのいふことぢや。いとし、恋しも口の先、腹の内には舌出いて、いやさ(唄。)
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)
その有様さらに戯言たはむれごととも見えざれば、母はさまざまに事を分けて詫びたれども少しも聴かず。
遠野物語 (新字旧仮名) / 柳田国男(著)
小麦の粉のうすものをかけたといふ㕝なりと戯言たはむれごと云れければ、利助も洒落しやれたる男ゆゑ、天竺浪人のぶらつきゆゑ天ふらはおもしろしと大によろこび