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意張
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いば
ふりがな文庫
“
意張
(
いば
)” の例文
主人夫婦を呼び
棄
(
す
)
てにして、少しでもその意地の悪い心に落ちないことがあると、
意張
(
いば
)
りたがるお客が家の者にがなりつくような権幕であった。
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
そんな面白味や
情慾
(
じょうよく
)
が、いつかは無くなってしまうだろう。その時自由意志で、決然として実行すれば好いのだ。そうすれば君主的な行いだ。
意張
(
いば
)
って出来る行いだ。
みれん
(新字新仮名)
/
アルツール・シュニッツレル
(著)
「私は貴方にお詑びします。私は生意気でした。金策の
宛
(
あて
)
もないのに、無暗に
意張
(
いば
)
つて、貴方の折角の決心を遮つた。もう貴方の自由に任せませう。どうならうとも私は異議がありません。」
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
「さうすりやア、どうせ、お前ばかりではない、五人でも、六人でも、
意張
(
いば
)
つて女を持つかも知れない。」
泡鳴五部作:05 憑き物
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
「さう
意張
(
いば
)
つてりやア、ここで
意地
(
いぢ
)
めてやるぞ」と、義雄は敵のすきへ石を一つ打ち込んだ。
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
張
常用漢字
小5
部首:⼸
11画
“意”で始まる語句
意
意気地
意味
意外
意地
意見
意識
意嚮
意久地
意氣